家庭の台所を調剤室にを目指しています。
本来、私たちは心身共に健康で元気に生きるために,毎日の食事を摂っているはず、なのですが、どこで、どう違ってきてしまったのか「お腹を一杯にする」「欲望を満たす」ための食事になってしまってはいないでしょうか。
健康になる為のはずの食材も、”旬”を待たずに「より早く、より儲けるために」肥料や農薬漬けとなり「安心 安全」と云いながらも、現実は、全ての面で「儲け」が主流となっての社会を作ってきてしまった戦後の私たち。
生きるには、お金も去ることながら、まずは健康を考えるのが世の常です。
薬とは? 治療とは?
経済も食料も豊かでなかった時代、風邪を引い時など、よく父は葛湯を作ってくれました。体と胃を休めて体内の自然治癒力を促したのだと思います。
下痢をしたり腹痛や皮膚、目の異常など、その度に医者に連れられた記憶はほとんどありません。軒に吊るした薬草、もしくは近所で貰ってきた薬草で充分ことは足り、現在も元気で生きていることを考えれば、民間薬でも私たちは充分に生きていけるだけの”治癒力”を持っているのです。(但し、年2回来てくれる越中富山の配置薬は時に応じて利用はしましたが、高いので滅多には使えなかったのを覚えています)
時は流れ、食べる環境、医療の環境は随分様変わりしてしまいました。が、本来、レストランで食べる着飾った料理と、
健康な体を作る家庭の料理は自ずと違うはずです。
薬食同源、食べることはすなわち、”薬”なのです。
私たちは毎日【五臓六腑に】に”薬”を料理という形を通して
”処方”している のです 。
食べ物の氾濫や医療の充実に伴い、食べる物も、飲む薬も沢山になり、私たちの胃袋は大いに疲弊しています。自分の健康・家族の健康のためにもコマーシャルやスーパーの戦略に負けないような強い意志を持って暮らさなければ、みごとに飽食ゆえの生活習慣病になってしまいます。幸いな事に、自然の中に”げん気”を求めていってこそ見つけることができることを、昨今の番組は伝えてくれるようになりました。
五行図を右下に載せていますが、五行論では【胃は土】にあたります。良い作物を育てるには【土】を休めたり、太陽に当てたり気を配ります。【胃】も同じに考えてレシピを考えていくのが【薬膳料理】の基本となります。
